WHAT SHE CAN SHARE / 伝えられること・経歴

彼女の何が、人に届くのか

経歴の羅列ではなく、対談や講演で実際に手渡せるものを7つに整理しました。あわせて、これまでの歩みを年表にまとめています。

WHAT SHE CAN SHARE

対談・講演で伝えられる、7つのこと

これは「女子サッカーの話」ではありません。限られた条件のなかで目標を追うすべての人に応用が効く話です。

01

環境は与えられるものではなく、取りに行くもの

12歳で福島へ、25歳でスペインへ。整った環境が来るのを待つのではなく、続けられる場所まで自分が動く。それを30年近く、当たり前のこととして繰り返してきました。

02

「通用しない」を分解して、行動に落とす

壁にぶつかったとき、原因を「実力不足」で終わらせない。何が起きていて、次に何を変えるのか。彼女の乗り越え方はいつも具体的です。

03

思うようにいかない時期こそ、自分に矢印を向ける

出場機会を得られない時期、彼女はまわりに理由を求めませんでした。いま何が足りないのか、どこでなら伸ばせるのかを考え、必要とされる場所へ進んで力を証明し直す。停滞を感じている人に、もっとも実用的な話です。

04

あえて一番難しい場所を選ぶ

選択肢があるなかで、条件の良い場所ではなく自分が試される場所を選ぶ。2024年の山口行きは、その最新の実例です。

05

4つの環境を、内側から知っている

日本のトップクラブ、スペイン1部、韓国WKリーグ、そして働きながら戦う地域リーグ。この4つを内側から語れる日本人選手は多くありません。

06

この状況は、自分が招いたもの

うまくいかないときも、環境が整わないときも、彼女はそれを自分の実力が導いた結果として引き受けます。誰かを批判することも、環境を嘆くこともしない。代わりに「この状況で自分に何ができるか」だけを考え、支えてくれる人への感謝を口にする。ベクトルは、いつも自分自身と周りの人に向いています。

07

当たり前のように、続ける

人が「よく続くね」と言うような努力を、特別なことをしている意識すらないまま積み重ねていく。派手な決断よりも、この継続のほうが彼女の本質に近いのかもしれません。20年以上それをやってきた人の言葉には、重みがあります。

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PROFILE

経歴

田中 陽子(たなか ようこ)/1993年7月30日、山口県山口市小郡生まれ。MF。

1998
5歳、友達とのボール蹴り遊びからサッカーを始める。地元FCレオーネ(現・レノファ山口FCアカデミー)へ。
2006
小学校卒業後、JFAアカデミー福島に1期生として入校。12歳で地元を離れる。
2008 / 2010
15歳で飛び級のU-17女子ワールドカップ選出。2010年大会では6試合4ゴールで準優勝に貢献。
2012
U-20女子ワールドカップで全6試合6ゴール2アシスト。日本を大会初の銅メダルへ導きシルバーシューズ賞を受賞。同年INAC神戸レオネッサ入団、リーグ・皇后杯を制覇。
2013
アルガルヴェカップでなでしこジャパン初選出・初出場。
2015–2019
ノジマステラ神奈川相模原へ。2016年に2部優勝・1部昇格。同年リーグ通算100試合出場。2017年皇后杯準優勝。
2019–2022
スペイン1部スポルティング・ウエルバ、続いてラージョ・バジェカーノ・フェメニーノでプレー。
2022–2024
韓国WKリーグ仁川現代製鉄レッドエンジェルズへ。在籍中に2度のリーグ優勝。
2024.12
地元・レノファ山口FCレディースへ加入。クラブ初のプロ契約選手となる。
2025
加入1年目でチームは悲願のなでしこリーグ2部昇格を達成。
2026
契約更新、背番号10。4月4日、なでしこリーグ通算150試合出場を達成。
SAMPLE QUESTIONS

たとえば、こんな話が聞けます

実際の対談では、参加者の関心に合わせて内容を組み立てます。

12歳で福島へ行くと決めたとき、何が怖くて、何を支えにしていましたか。

出場機会を失っていた時期、毎日どんなことを考えていましたか。

2部リーグへの移籍を「落ちる」と受け取られることに、抵抗はありませんでしたか。

スペインで自己主張を始めた最初の一回は、どうやって踏み出しましたか。

給与未払いのような理不尽に直面したとき、どう気持ちを処理しましたか。

スペイン・韓国・日本で、「評価される選手」の条件はどう違いましたか。

複数のオファーがあるなかで「一番難しい場所」を選べたのはなぜですか。

働きながらプレーするチームメイトから、逆に学んだことは何ですか。

言語化が苦手だったのに、伝えられるようになったきっかけは何でしたか。

いま同じ立場の中学生に、ひとつだけ言えるとしたら何を言いますか。

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